くす太のフォトップエム〜写真と拙い言葉たち〜

写真からイメージされる詩の記録

しょぼくれ超能力者のなんでもない一日~夢の世界に入ることが出来る能力編~

「あっ!!!」

という声とともに目が覚めた。

 

私は家の和室で寝ていたのだ。

 

いつの間に寝てしまったのか。

 

ところで、なぜ私は叫んでいたのか。

おそろく見ていた夢が原因だと思うのだが、どうしても思い出せない。

 

どうしても気になってしまう。

気になりすぎて居間に行くことが出来ない。

 

「そうだ。超能力を使おう。」

 

そう。私は超能力者なのだ。

 

能力はしょぼくれているが。

 

私の超能力。

それは、夢の世界に入れることだ。

他人の夢だけではない。

自分の夢にも入れるのだ。

 

さぁ、なんで叫んでいたのかを確かめてみよう。

 

・・・。

・・・。

 

寝れない。

眠ることが出来ない。

自分が寝ないことには超能力を発揮することが出来ない。

 

そういえば、私は起きたばかりだ。

 

いやはや、一体どうしたものだろうか。

 

寝る方法。寝る方法。。

 

「そうだ。サイダーを飲もう。」

 

なにをかくそう、私は炭酸が全く飲めない。

炭酸を飲んだと思われる日はいつも記憶がない。

というか、気付くと次の日になっている。

いつもそうなのだ。

 

子供時代に友達が集まる誕生日会、お風呂上がりにスッキリしたい時、いついかなる時でも気付くと次の日になってしまっている。

 

CMなどでも爽快にサイダーを飲んだり、好きな飲料として挙げられることが多いサイダーだが、私は全くダメなのだ。

 

まぁ、今更こんなことをいっても仕方がない。

私がサイダーを飲めるようになることはこれからもなく、飲まずに楽しめる術は自分で手に入れている。

 

少し昔を思い出してしまったが、サイダーを飲もう。

 

~~グビッ!グビッ!~~

 

「あっ!!」

 

また私は叫んで起きてしまった。

 

サイダーを飲んでしまったので、超能力を使うタイミングがなかったのだ。

 

改めていうが、私の超能力は夢の世界に入ることが出来る。

だが、夢に入るには「入る!」ということを意識するのが重要なのだ。

サイダーを飲むと意識する間もなく、気付くと次の日だ。

超能力を使えないではないか。

 

「ん??」

これは昨日、起きた時と全く同じではないか。

 

まさか、

昨日も全く同じ流れでサイダーを飲んでしまっていたのか。

これでは一生この繰り返しから逃れられないではないか。

 

このままではいけない。

流れを変えなければ!!

 

「あっ!!」

 

私はまた叫んで起きた。

 

今度は起きた場所が違う。

 

家族が眠る寝室のベッドの上だった。

 

 

良かった。

全ては夢の世界の出来事であり、私は今、やっと起きて現実にいる。

 

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~fin~